お知らせ

背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像
背景画像

minoh 療育blog

絵の具について

製作ブログ8回目は岩田和也です(^^)! 今回は絵の具についてお伝えしたいと思います。

絵の具遊びとは?絵の具遊びとは、指や手のひら、筆など身体を使って、絵を描いたりスタンプしたりして遊ぶ表現遊びです。

まだ筆が上手く使えない乳児から幼児まで、幅広い年齢の子どもが遊ぶことができます。

遊びのバリエーションが少なく「いつもと同じ内容になってしまう…」と悩む保育士もいますが、スポンジやストローなど身近な物を活用することで、表現の幅を広げることができます。 このようにアレンジ次第で、さまざまな遊びができることが絵の具遊びの特徴です。

絵の具遊びのねらい

絵の具遊びを保育に取り入れるねらいは、以下の点が挙げられます。

●指先や筆を使うことで、手指の発達を養う

●絵の具に直接触れて、その感触を楽しむ

●絵の具の色合いから、色彩感覚を養う

●絵の具の色を混ぜることで、その変化を楽しみ色に興味を持つ

絵の具遊びは、子ども達が思い思いのままに表現を楽しむことで、表現力や想像力といった感性を養うことにも役立ちます。また、のりやスライムとは異なった、絵の具独特のぐにゅっとした感触を、表現遊びだけでなく感触遊びとしても取り入れられることが絵の具遊びのメリットともいえるでしょう。絵の具遊びが楽しくなる方法遊びのバリエーションが少ない絵の具遊びですが、さまざまな方法を取り入れることで、バリエーションも増え遊びの幅を広げることができます。

今回は、絵の具遊びが楽しくなる方法を紹介します。

①にじみ絵

水でしっかりと濡らした画用紙の上に、多めの水で溶いた絵の具を垂らして描く方法です。

垂れた絵の具がじわ〜っと広がっていく様子を楽しむことができます。画用紙だけでなく、和紙などのさまざまな紙で試してみると、また違った発見がありそうですね。

②ビー玉転がし絵

画用紙を置いたかごの中に絵の具をつけたビー玉を入れて、転がしながら描いていく方法です。白い画用紙の上にビー玉が通った跡がつき、不思議な模様を描くことができます。また違った色をつけたビー玉を複数入れると、綺麗でカラフルな模様が描けて面白いです。

③吹き絵

多めの水で溶いた絵の具を画用紙の上に垂らし、その絵の具をストローで吹いて描く方法です。何色か垂らして行うと、色が混ざったり予想外の模様になり子ども達も楽しむことができます。

紙の向きを変えてみたりして、いろいろな角度からストローを吹いてみましょう。

④スタンプトイレットペーパーやスポンジ、野菜などをスタンプとして活用し、絵の具をつけて模様を描いていく方法

さまざまな素材を組み合わせて何かに見立てると、子ども達の想像力を養うことにもつながります。他にもペットボトルのキャップや紙コップなど、身近な素材を活用してさまざまな模様を描いてみましょう。

⑤フィンガーペインティング

指や手のひらに絵の具を付けて描く方法です。

筆やクレヨンを使って絵を描くことが難しい乳児でも遊ぶことができるため、幅広い年齢の子どもに取り入れることができます。指でさまざまな色を混ぜて描いたり、手のひらで手形をしても楽しむことができます。手や保育室を汚すことなく遊べるフィンガーペインティングです。

ジップがついた袋の中に画用紙と好きな色の絵の具を入れて、袋の上から絵の具を押して模様を描きます。

絵の具を触った手を口に入れる心配もなく、子ども達は絵の具の感触やさまざまな色が混ざり合う感覚を楽しむことができます。

⑥はじき絵

クレヨンで描いた線や絵の上に、水で薄めに溶いた絵の具で色を塗る方法です。しっかりとクレヨンで線や絵を描くことで、絵の具がはじきやすくなります。

クレヨンで描いたものが、絵の具で塗ることにより浮かび上がってくるため、子ども達も不思議に感じるかもしれません。

⑦デカルコマニー

絵の具を塗った画用紙を半分に折り曲げて、転写させる方法です。

指や筆を使って描いた絵が、紙を開くとどのような模様になっているのか子どもと一緒に想像しながら楽しんでみましょう。使う絵の具は、水で薄めすぎずに原液に近い状態で描くと綺麗に転写させることができます。

⑧たこ糸ペイントたこ糸に絵の具をつけて、画用紙にペイントする方法

いろいろな色を用意して、たこ糸を色づけしてみましょう。好きな位置にたこ糸を配置したり、画用紙からたこ糸を引き抜いたりと、子ども達の興味を引くポイントがたくさんあり、子ども達も楽しんでくれそうですね。

⑨フォークでイラスト製作

事前に花や動物のイラストを描いた紙を用意しておくことをおすすめします。さまざまな色を混ぜて、オリジナルのイラストを作ってみましょう。

またフォークだけでなく、スプーンや割り箸などを取り入れてみても良さそうですね。

どんなイラストが作れるのか、子ども達の想像力を養うことにもつながります。

⑩はさむアート製作発泡スチロールの板やキャンバスに、好きな絵の具を垂らして作るアート製作。

土台となる発泡スチロールやキャンバスは、100円ショップで手に入れることができるため、準備も簡単にできます。自由に垂らした絵の具が、板ではさむことによりどのような模様や形になるのか、声かけしながら楽しみましょう。

⑪和紙で染め紙作り水で溶いた絵の具に、自由に折り曲げた和紙を浸して作る染め紙作り。

折り方を変えてみたり、色を混ぜてみたりすることで綺麗な模様の染め紙を作ることができます。和紙だけでなく、コーヒーフィルターなどの紙でも作ることができるため、いろいろな色や模様の染め紙を作ってみましょう。

⑫フルイドアートフルイドアートとは、絵の具の流れる特性を活かして作るアート作品。

画用紙やケント紙の上に、好きな色の絵の具と洗濯のりを入れた紙コップを逆さまにして絵の具を流すと…色が綺麗に混ざり合って、不思議な模様が出てきます。

紙をさまざまな方向に傾けて絵の具を流してみましょう。予想外の模様がたくさんできて、子ども達も喜んでくれることでしょう。

⑬スポイトで絵の具遊び水で溶いた絵の具をスポイトで吸い上げて、画用紙の上に垂らす方法。

いろいろな色を用意して遊ぶと、カラフルで綺麗な水玉をたくさん作ることができます。紙の上に垂らした水玉を揺らしてプルプルとする様子を楽しむのも良し、たくさん水玉を垂らして絵を描くのも良し、さまざまな遊び方ができます。

⑭泡絵の具でお絵描きシェービングフォームと洗濯のりを混ぜたホイップに、絵の具を混ぜて色づけするホイップアート

事前に花や動物のイラストを描いた紙を用意しておくことをおすすめします。紙の上にカラフルなホイップをのせて1日〜2日乾かすと、ふわふわとした見た目の作品が完成します。

不思議な塗り心地と、完成したときの可愛らしい見た目に子ども達も楽しんでくれることでしょう。

余ったホイップにホウ砂を混ぜれば、スライムを作ることができ、2度楽しむことができます。

□子ども用絵の具セットの選び方

・絵の具パレット

1.パレットタイプあらかじめパレットにセットされた固形絵の具に水を含ませた筆で色を溶いて使うタイプです。絞り出すことの難しい小さいお子さんにはまずはパレットタイプがおすすめです。

2.チューブタイプチューブに入った絵の具をパレットに絞り出して水で溶きながら使うタイプです。小さいお子さんには絞り出して使うということが難しい場合が多いです。

3.セットタイプ小学生になると絵の具を使った授業があるので絵の具セットが必要になります。

近い将来絵の具セットが必要になりますから、絵の具や筆単品ではなくセットで買っておくと長く使うことができます。

□子供にも安全な絵の具は・絵の具って毒があるの?

基本的に子供のために作られた水彩絵の具には毒になるような成分は含まれていませんのでご安心下さい。昔の話などで毒性があり中毒になった画家もいるというような話もありますが、現代の絵の具にはもし万が一毒成分が含まれていたとしても身体に害のある量ではないようです。

・口に入っても大丈夫?

基本的に子供が使っても大丈夫なように作られている絵の具なら口に入ってしまっても大丈夫ですが、それでも心配ならフィンガーペイント(指絵の具)という絵の具も売られています。

フィンガーペイントは誤って口に含んでも安全な成分を中心に作られてるので安心です。お子さんが使う絵の具を選ぶ際は水彩絵の具の方が好ましいです。

□安全に楽しく絵を書こう♪

絵の具を使った授業が本格的に始まるのは小学生になってからですが、幼稚園や保育園でも年齢別の絵の具を使った遊びがあるんですね。お子さんへの安全面や服に付いた時のことなどを考えても水性絵の具を選ぶほうがいいこともわかりました。

自宅でも絵の具遊びを楽しんでみましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

今回は以上です。また次回お楽しみに!

TOP > お知らせ