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minoh 療育blog

みんな遊び:ボールとってあつめて

こんにちは、エコルド箕面西小路教室の岡本です。ついに12月に入り、年末が近づいてきているな…と実感し始めているこの頃です。新年を迎えるにあたって、早めに準備をしていきたいでところですね。(…と言っても私はまだ何も大掃除に手を付けられていませんが💦)

前回のブログでは、「お玉リレー」をご紹介しました。お玉リレーは、お玉に乗せたボールを落とさないように運ぶ遊びです。お玉リレーで遊ぶことで、模倣する力をつけたり、慎重さ・判断力が向上することが期待されます。コースの途中に平均台の障害物もあるので結構難しく、ボールを落としてしまう子どももいますが、待っている子どもがお友達を応援したりといつも盛り上がっています!

今回は「ボールとってあつめて」という遊びを紹介させていただこうと思います。

「ボールとってあつめて」とは、スズランテープにくっついているカラーボールをジャンプや背伸びをして取り、その取ったボールを色ごとに分けて集めよう!という遊びです。

この「ボールとってあつめて」の遊びを実施する狙いとしては、

①ルールを守って、お友達と協力しながら楽しくみんな遊びに参加する。(協調性)

お友達と遊びに参加することで、一緒に遊ぶことの楽しさを知ってもらいたいと思っています。みんなでワイワイ楽しむことを大切にしています。

②繰り返し行うことで、ルールを理解し、行動する。(理解・模倣)

繰り返し同じ遊びを行い、お友達が遊んでいる様子を見ることで、最初はルール理解が難しかった子どもも、段々とルールを理解することができるようになります。ルールが理解できると一緒に楽しんで遊ぶことができるようになります。

お友達と一緒にルールを守って遊ぶことの楽しさを知ってほしいと思っています。

③目と手の協応動作の発達を促す。

‘ボールを見て、手を動かして取る’といった動作を行なうことで、遊びながら楽しんで目と手の協応動作の発達を促すことができます。遊びの中で訓練ができたら、一石二鳥ですよね♪

*手先が不器用という子の中には、目と手の協応動作の発達(見た情報をもとに手を動かす認知機能)につまずきを抱えている子どももいます。この機能につまずきがあると生活に不便(黒板の字をノートに写すのに時間がかかる、見て絵を描くことが苦手…など)が生じます。そのため、目と手の協応動作が円滑に行えるよう訓練する必要があります。

④コミュニケーションを育む。

お友達と一緒に遊ぶことで、お友達を応援したり、会話をしたり…自然とコミュニケーションを取ることができます。

⑤色の識別ができるようになる。

ボールを取った後に、色ごとにボールを集めることによって、色の識別もできるようになります。

 

☆遊び方は簡単

①ボールをセロハンテープでくっつけたスズランテープを準備します。

*この時、スズランテープの長さが短いと子ども同士でぶつかってしまうことが予想されるので、長めに準備しています。ボール同士も、近い位置に貼ると衝突の危険があるため、余裕を持って少し離して貼っています。

②スズランテープの両端を安全なところに固定するor大人が持つ。

スズランテープを安全に固定できる場所がある場合は、固定するといいと思いますが、箕面教室では固定できる場所がなかったため、片方だけ固定し、もう片方は職員が持っています。片方を職員が持つことで、参加する子ども達の背の高さに合わせることができ、ちょうどいい高さに柔軟に対応することもできています。

③ボールの色と同じ色のカードを付けたカゴを用意する。

赤色・緑色・黄色…など使うボールの色に合わせて色カードを作り、ボールを集めるカゴを用意します。

④よーいドンの合図で子ども達がボールを取りに行く。

  • 取ったボールと同じ色のカードを付けたカゴに、取ったボールを入れる。

(写真では3色だけですが、もっと色んな色を用意しても面白いかもしれませんね!)

という流れで遊びます。

中には、ボールがなかなか取れなくて怒りだしてしまう子どもや、ボールが最後の一つになった時に、“自分が取りたかったのに!”となって、泣く子どもが出てしまうこともあるので、注意が必要です。(スズランテープの高さを調節したり、こっそりとボールを付け直して、争いが起こらないようする時もあります…)

しかし、一生懸命背伸びしてボールを取ったり、ジャンプしてボールを取ったり、時には職員に手伝ってもらいながら欲しいボールを取ったり…と、子ども達は夢中になって遊んでくれるので嬉しく思っています😊「2回戦するよー」と声をかけると、大喜びでサッと集合してくれます。

このように、遊びを通してコミュニケーションやお友達と一緒に活動する楽しさを知っていってもらえたらな…と思っています。

また、遊びの中にも子ども達の成長につながる内容や、学びに結びつくことを考慮して、今後も新しい遊びを提案していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました~!!

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