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minoh 療育blog

楽しんで学べる折り紙

皆さんこんにちは! Ecold箕面西小路教室の久山です。

最近はめっきり寒くなってきましたね。箕面教室の辺りは山が近いからか、個人的には地元よりも体感温度が低く感じます。私の場合、暑いのは全く問題ないので夏場は平気ですが、寒いのがまるっきりダメなので冬場は嫌になってしまいます…。個人的に辛い時期が迫ってきていますが、マフラーや手袋でしっかりと防寒対策をして、いずれ訪れる冬の寒さを迎えようと思います! 皆さんも、体調を崩さないように気を付けて過ごしてくださいね。

さて、今回取り上げる学習は「折り紙」です。

このブログを読んでいる皆さんも、折り方の本や他の人が折っているのを見ながら、折り紙をした経験が少なからずあるのではないかと思います。余談ですが、私が幼かった時は100円ショップで売っていた千代紙で、紙飛行機や手裏剣を量産していました。学習としてだけでなく、室内での遊びとして単純に「楽しい!」と思える活動ですよね!

エコルドで学習として行う「折り紙」は、本やプリントに書かれている折り方の工程・指示に従って、順序通りに紙を折っていくという内容となります。山折りや谷折り、折り筋を付けるなど、折り方の種類や指示は色々あります。どこまで折ればよいのかが抽象的な書き方でされている場合もあり、職員が見ても「これはどうやって折るんだろう…?」と考え込んでしまうこともあったりします。そのため、折り方だけを見て、その通りに折るのは中々難しいことだと思います。また、キレイに折ろうとしてもズレてしまったり、作業の工程を飛ばしてしまったりと、折っていく過程で上手くいかなくなってしまう場合もあります。紙を折るというのは手や目を協調させて取り組む必要があるので、意外と大変な作業なのです。

実際にエコルドで「折り紙」をする時は、職員が声掛けや指差しで指示してみたり、お子さんと一緒に折ってみたり、横で実際に折っているのを模倣してもらったりして取り組んでもらうことが多いです。また、折り方の補助線を紙に点線で書いたり、折った時に重なる箇所に同じ印を付けてあげたりして、お子さんが視覚的に分かりやすくなるようにする場合もあります。お子さんがどこまで折ることが出来て、どこで躓いてしまうのかを見極めつつ、状況に応じて補助をするように心掛けています。

学習としての折り紙には、以下の効果が期待されます。

①指先や手の感覚を養う

「折り紙」は、指先や手の動きを細かく器用に行う必要があります。また、上手に折るために手と目を同時に使うことも必要となります。そのため、「折り紙」をすることによって、指先の動きや感覚、手と目との協調性を養うことができます。

②作業を行う流れを覚える

「折り紙」は、正しい順番で紙を折っていく必要があります。上手に折れるように試行錯誤をしながら、手順通りに過程をこなしていくという経験を積むことが出来るため、作業を行っていく流れを覚えることが出来ます。

③集中力が身に付く

「折り紙」は「楽しい!」と思ってもらいやすい活動内容かと思います。前向きに活動に取り組むことが可能なので、作業に長時間集中しやすい活動となります。そのため、結果として集中力を身に付けることに繋がります。

折り紙は、文房具店や100円ショップなどで購入が可能なので、お家でも始めやすい活動かと思います。折り方についても、本屋などで専用の本がたくさん置かれていますし、ホームページで折り紙について検索してみると、乗り物や生き物だけでなく、ホントに様々なものが出てきます。季節や行事のネタをまとめたものもあり、そういった季節感を肌で感じられるようにしていくことも可能です。

何を折ってみたいかをお子さんに聞いてみたり、興味に合ったものを選んであげたりすると、高いモチベーションを持ちながら取り組みやすいかと思います。折るのが難しいものも出てくるかと思いますが、好きなものが完成した時は、達成感でいっぱいになっていることが多いですね。折り方を見なくても紙を折れるくらいになって、職員や他の子に折り方を教えてくれるお子さんもいました。

まだ慣れていない内から10回以上の工程がある折り方のものを選ぶと、個人的には躓きやすいかな…という印象です。最初の内は3~5回くらいの工程で簡単に完成できるものから始めて、少しずつ「出来た!」という経験を積み重ねていきましょう。また、作業を急いでしまって、折り目をあまりしっかりと付けない場合も、見てきた中で結構多いです。指を使って「アイロンしようね」と都度声掛けをしてあげると、失敗が減ってくるので良いかと思います。

「折り紙」に慣れてきたら少しずつ折り方の難度を上げてみたり、補助を減らしてみたりするようにしていきましょう。仮に不格好なものが出来たとしても、過程や結果を褒めてあげるのが大切です。成功体験や達成感をお子さんが獲得出来るように取り組んでいくのが望ましいと思います。是非、お家でも「折り紙」を始めてもらえればと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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