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minoh 療育blog

シール貼りをやってみよう!

Ecold箕面西小路教室の久山と言います!

9月から、池田の石橋阪大前教室より異動して来ました。初めましてのお子さんが多く、最初は顔や名前を覚えるのに四苦八苦していました。今では、楽しみながら色んな子達の支援をしています。

実は、去年の4月まで箕面西小路教室に在籍していましたので、前々から利用されている子はしっかりと覚えています。その子達が順番を守ったり、おもちゃの共有をしていたり、しゃべることが出来るようになっていたり…。以前は出来なかったことが出来るようになっているのを見て、「成長したなぁ・・・」と感じることのオンパレードです。また、送迎の際には、保護者の方から「お久しぶりです」とか「またよろしくお願いします」など、優しいお声掛けを下さることが何度かございました。大変嬉しく思いながら応対させていただきました。これからよろしくお願いします!

さて、今回案内させていただきますのは、「シール貼り」です。

「シール貼り」は、手元にあるシールを台紙から剥がして、色々な絵の中にある○印にペタリと貼るという内容になります。

最初の内は、シールを剥がすのが難しかったり、枠に貼ることが出来なかったりすることもあるかと思います。その場合はお手本としてシールを貼るところを見せたり、一緒に貼ってあげたりします。そこからまっさらな紙を出したり、〇印の枠を大きめにしたりします。まずはシールを貼るという動作に慣れてもらうところからスタートするのが大事かと思います。

学習では、100均などで売っているカラーシールをよく使います。よく見かけると思われる赤・青・黄・緑以外にも、ピンクや黄緑、黒など、結構色の種類があります。グラデーションや柄が付いたシールもあり、しっかり楽しく取り組むことができるお子さんが多いです。好きな色をとにかく貼りたい子もいれば、たくさんの色を使おうとする子もいて、各々の個性が出て来ますね。

製作やアートポンなど、学習以外の活動でも「シールを貼りたい」と伝えてきて、貼ってくれる子が結構います。以前、ブドウの製作をした際は、シールをブドウの粒に見立てて貼ることでとても上手に作品を仕上げてもらったこともありました。クレヨンや色鉛筆で塗ったものとは違った仕上がりになりますので、表現を広げる手段としてシールを活用することも有効だと思います。

机に向かう習慣があまりなかったり、学習に対して前向きでなかったりする子には、乗り物やアニメのキャラクターなど、その子が興味のあるコンテンツに合わせてプリントを用意することもあります。

例えば、以前に机の前に全然座れない子に「シール貼り」をしてもらおうとした時がありました。その子は野球が大好きだったので、ボールカウントを模したプリントを作成して出してみたら、ウキウキでシールを握りしめて、「ストライク!」「ボール!」と言いながら机の前に座って取り組んでくれた…なんてことがありました。そこから普通の絵の「シール貼り」が出来るようになり、次第に他の内容の学習も取り組めるようになってくれました。

シールを貼る動作に慣れてきたら、「はみ出さないようにシールを貼ってみよう!」とか「いつもより小さいシールを使ってみよう!」、あらかじめ○印に色を塗って「同じ色のシールを貼ってみよう!」など、バリエーションや難度を変えて取り組んでもらっています。狙いに合わせて課題を設定しやすいので、応用の幅が広いのも「シール貼り」のメリットですね!

「シール貼り」にはどんな効果があるのかを挙げると、以下の通りです。

①手先の操作性を高める

シールを剥がす→貼るという流れを繰り返すことで、手先を細かく動かすことが出来ます。そうすることで、手や指の発達を促すことが出来ます。また、目線の移動と並行して行うことになるので、動作の協調性も育ちます。さらに、狙った場所にシールを貼るという動作は、自分が思うところに指先や物を持っていくことに繋がります。そのため、運筆や箸の前段階にピッタリな学習と言えます。

②集中力が身に付く

「シール貼り」は学習の中でも「楽しい!」と思ってもらいやすい内容です。そのため、前向きに取り組むことが出来るので、長い間集中して作業が続きやすいです。結果として、集中力を養うことに繋がっていきます。

③表現力や想像力が養われる

前述の通り、「シール貼り」を応用することで色の感覚や表現を豊かにすることも可能です。どういう風に貼ればいいのかな・・・と本人なりに試行錯誤しながら実践することで、表現力や想像力を養うことができます。

準備が必要なものが少ないので、手軽に始めやすいのも「シール貼り」の良い点だと思います。もしお家で実践するなら、ぜひ褒めるポイントを見つけてお子さんに声掛けしてあげて下さい。「ずっと座って出来たね」「いっぱい貼れたね」「はみ出さないで出来たね」など、出来ていることを言うことで、達成感や自己肯定感を育ててあげて下さい!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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