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minoh 療育blog

コグトレについて

皆さんお久しぶりです。Ecold箕面西小路教室の上田です!夏休み期間もあってブログもお休みいただいていましたが、9月からまたブログを再開していきます~。夏休みもあっという間に終わり、9月になって最近は少し涼しくなってきましたね!日中はまだまだ30℃を超える暑さですがもうひと踏ん張り、頑張っていきましょ~!!

さて、久しぶりのブログなのでお忘れの方も多いと思いますので、簡単に前回のおさらいをしていきます!前回のブログでは「間違い探し」をしました。遊んでいるように見えて、ワーキングメモリや集中力が鍛えられるのが特徴!!。また、お勉強が苦手な子でも楽しんでできるのが魅力の一つです!

前回の振り返りはここまでにして、今回のブログは「コグトレ」についてご紹介させていただきたいと思います!

コグトレとは、「認知機能に特化したトレーニング」で、宮口幸治先生が考案した、子どもたちが学校や社会で困らないために3方面から子どもを支援できる包括的プログロムとなっています。目的別に1つずつ解説していくと、、、

  • 認知機能強化トレーニング(学習面)

みる・きく・想像するための認知機能強化トレーニングで、認知機能に含まれる(記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断)に対応する、「覚える」「数える」「写す」「見つける」「想像する」5つの要素を伸ばすためのトレーニングです。

  • 認知ソーシャルトレーニング(社会面)

「人の感情」「対人マナー」「危険予知」、「問題解決トレーニング」の4つの要素から成り立ち、感情を読み取る力、人への頼み方や謝り方、1枚の絵を見て、どれだけの危険があるか察知する力、あなたならどうする?という問いかけに正しい判断ができるかどうかのトレーニング、などの対人スキルの向上を図ります。

  • 認知作業トレーニング(身体面)

発達障害や知的障害の子どもはたちの中には、身体や手先が上手に使えなくて、運動やスポーツが苦手な子もいます。そのため、身体を上手に使うための協調運動のトレーニングが認知作業トレーニングです。「自分の身体」「「物と自分の身体」「人の身体と自分の身体」の3つの要素があり、力加減や物のコントロール、動きを模倣する。などそれぞれのトレーニングがあります。

これらのトレーニングをEcoldでは、学習面と社会面を重点的に行っています。コグトレを行うメリットとしては、幼児の早期療育に効果が期待されていて、特別な器具や勉強が必要ないことも特徴の一つです。認知機能強化や認知作業のトレーニングだと、プリントと鉛筆があれば行えるのもポイント!また、この「コグトレ」は多くの小・中学校などで取り入れられていて、集団での取り組みや、個別での取り組みができる事も注目されているんです!元々は小学生から10代の子どもが対象でしたが、未就学児の子ども向けのトレーニングも今では充実しています。

こちらはコグトレさんの「どこがおかしい?」という課題シートです。画像は屋根の上にモグラを見つけて「こんなところにモグラ!おかしい!」と笑っている写真です(笑)前回ご紹介した「間違い探し」のように子どもが楽しそうにできるのが一番だと思っています!鼻を触りながらですが・・・。

こちらは少し手で隠れて見えないですが、飛んでいる魚がおかしい!というプリントだったのですが、女の子が持っているバケツや虫取り網に丸をして、「ここだ!」「ここ?」と2回間違えた後にヒントを出すと、「これか~」と見つけた後は納得していました。

こんな風に課題シートを交えて、Ecoldでは「コグトレ」に励んでいます!先ほど認知機能強化トレーニングをする際の5つの要素をご紹介しましたが、目的によって行う課題は異なります。

「覚える」

認知機能での「記憶、言語理解」に当てはまり、短期記憶や文章理解に繋がります。課題によって、聞く力の基礎力、応用力が身に付きます。聞き間違いが多い子や、内容が理解できていない子にはこちらを利用します。

 ・「数える」

 認知機能での「注意」に当てはまり、注意力や集中力、処理速度の向上に繋がります。注意力散漫の子や、処理スピードが遅い子には、処理スピードや注意力がつく「数える」の課題に挑戦します。

 ・「写す」

 認知機能での「知覚」に当てはまり、視覚認知の基礎力、模写や形の把握に繋がります。図形が模写できない、マス目から文字がはみ出てしまう子には、見る力の基礎力をつけます。

 ・「見つける」

 こちらも認知機能での「知覚」に当てはまります。視覚認知の応用力、形の恒常性を理解します。見落としが多い子には、見る力の応用力をこちらで養います。

 ・「想像する」

 認知機能での「推論・判断」に当てはまり、論理的思考や関係性理解、方略などの想像力、考える力、見たり、聞いたりする力の向上を図ります。

このように一つ一つ特徴があり、目的が違います。子どもができない事、できる事を把握したうえで、子どもが困っている事を改善していけるのが「コグトレ」です。今回は主に認知機能強化トレーニングの学習面についてご紹介させていただきましたが、身体面・社会面の3方面から子どもを支援できるプログラムとなっていますので、こちらも後ほどご紹介できればと思っています!

では、また次回のブログでお会いしましょ~!!

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