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minoh 療育blog

絵合わせカード

こんにちは、エコルド箕面西小路教室の岡本です。

みなさんお久しぶりです!夏休みも終わり、2学期が始まりましたね。

夏休みは楽しく過ごせたでしょうか?親御さんにとっては長い夏休み…ですが、子ども達にとってはあっという間だったかもしれません。今年は行動制限も無かったので、お出かけされた方も多かったかもしれませんね。

エコルドでは夏休み中も子ども達は暑さに負けず元気一杯!過ごしていました。

久しぶりのブログですが、引き続きまたいろいろなお話をさせて頂こうと思っていますので、よろしくお願いします。

前回のブログでは、「せんたくばさみ」をご紹介しました。日常生活でも使用する身近な道具である「せんたくばさみ」。この「せんたくばさみ」を学びに利用することで得られる効果や遊び方についてお話しました。

今回は、「絵合わせカード」を紹介したいと思います。

「絵合わせカード」とは名前の通り、カードを合わせて絵を完成させるものです。

2枚で1組になっていて、半分ずつになっている絵のカードを合わせるとひとつの絵が完成するようになっています。

・遊び方

①単純に絵をみて書いてあるものの名前を言って遊ぶ。

②2枚のパーツを合わせて遊ぶ。

③全部のカードを広げて同じ2枚のカードを探しながら遊ぶ。

④1種類のカード(2枚)プラス違うカード(1枚)を見せて、どれが正解か合わせて遊ぶ。

といった方法があります。

年齢や発達に応じて、その子どもに合った方法で取り組めるように支援しています。

絵合わせカードで得られる効果としては、次のようなものがあります。

①単語を覚えられる

食べものや乗り物など、カードの種類によって色々な言葉や単語などを覚えることができます。また、大人がその絵の特徴を教えてあげることにより、プラスアルファで関連する言葉や色などを覚えることも出来ます。

子どもの興味がある内容だと、遊びながら取り組めるので、自然に言葉を覚えることができます。

②集中力・観察力が付く

同じ絵を合わすためにたくさんのカードの中から探さなければいけないので、集中力・観察力をつけることができます。座って学習することがまだ難しい子どもでも、その子が興味を持っているもの(乗り物や恐竜、食べ物など)を用いることで、参加できることもあります。

③識別力が付く

たくさんあるカードの中から1つのものを選んで完成させるというのはとっても難しい作業です。色や形の違いなどを識別する力を身につけることができます。

また、絵合せカードの一番のポイントでもあると思うのですが、対になる絵を探して終わりではありません。絵を組み合わせることにより、ひとつの絵が完成します。上下左右を考えて組み合わせなければならないので、子どもにとっては結構難しいものです。

④コミュニケーションの向上

絵合わせカードは、“やりとり”の多い遊びができるので、とても有効です。

カードに取り組む中で「人との関わり方」を少しずつ身につけていくことができます。

このような効果が期待できます。   

最初からカードを組み合わせて、絵合わせを成功させることは難しいかもしれません。そのような場合は、段階を踏むことで取り組みやすくなります。

取り組み方としては、

  • 完成形を見せてあげる

絵がバラバラの状態だと完成形がわからず戸惑ってしまうかもしれません。 まずは全て絵を合わせてみて、絵を覚えるところからスタートしてみましょう。

  • 大人と一緒に遊ぶ

初めは一人でさせてみるのではなく、大人と一緒に遊んでみましょう。

大人が完成した単語を読み上げたり鳴き声や色の特徴を教えてあげることで、聴覚・視覚・触覚など多くの感覚を使って遊ぶことができます。

初めから子どもがカードを探せる場合は問題ないですが、難しい場合は「りんごはどれかな?」「赤色はどれかな?」など最初に選ぶものを指定したり、りんごのカードを1枚取って「この半分はどこにあるかな?これかな?これかな?」と一緒に探してみるのもいいと思います。

  • 自由に遊ぶ

小さい子どもは難しく感じるかもしれませんが、できないからとせっかくの絵合わせカードをしまったままにしておくのではなく、一度自由に遊ばせてみて、カードの硬さや色を楽しんでもらってみてもいいかもしれません。

顔と体の違うヘンテコな動物を作っても楽しいですよ。

  • 組み合わせ

絵を見つけられるようになると、次は組み合わせます。絵を回転させることは、最初は難しいです。絵を見つけたら、「こことここをくっつければ絵になる」という識別力が備っていきます。

初めてやる時は少ない枚数から、2つの絵が出来るように4枚並べたり、3つの絵が出来るように6枚並べて行うのがいいと思います。こんな感じで並べてみましょう。

子どもが自発的に、「これとこれ!」って持って来てくれるといいのですが、初めは大人のお手伝いが必要だと思います。

例えば、あまり子どもが反応を示さなければ、大人がやってみて、見本を見せるだけでもいいと思います。子どもに声をかけながら一緒に取り組めば、実際に子どもが出来なくても少しずつやり方を覚えていきます。それと同時に、「りんごは赤いね」「これはきゃべつっていうんだよ」と声をかければ一つ一つ単語や色も覚えていくことが出来ます。

このように今後も、段階を踏みながら、子どものやる気やできた!という達成感を積み重ねていき、子どもの成長を促していけるよう支援していきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました~!!

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