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minoh 療育blog

まる・さんかく・しかく鬼ごっこ

こんにちは、Ecold箕面西小路教室の岡本です。

前回のみんな遊びのブログでは、新聞リレーを紹介しました。新聞リレーは、身体の前に新聞紙を置いて落とさないように走るという遊びです。この遊びは中々難しく、最初できない子どももいましたが、数回遊びを行って慣れてくると上手にできる子どもも増えてきました。今ではみんなお手のもの!!とっても上手に出来ます!

その新聞リレーと同様に5月から実施している遊び、「まる・さんかく・しかくおにごっこ」を今回は紹介させていただこうと思います。

「まる・さんかく・しかくおにごっこ」とは名前の通り、〇や△や□の形を用いて遊ぶ鬼ごっこのことです。

この「まる・さんかく・しかくおにごっこ」の遊びを実施する狙いとしては、

  • ルールを守って、お友達と協力しながら楽しくみんな遊びに参加する。(協調性)

“おにごっこ”なので、鬼にタッチされると鬼役を交代する必要があります。その際、タッチされた子どもが「鬼をしたくない…」と嫌がってしまうとおにごっこを続けることが難しくなってしまいます💦みんなと一緒に楽しく遊ぶためにも、ルールは守って遊びに参加できるように慣れていってもらいたいと思っています。

  • 繰り返し行うことで、ルールを理解し、行動する。(理解・模倣)

最初はルールの理解が難しかった子どもも、繰り返し同じ遊びをしたり、お友達が遊んでいる様子を見ることで、段々ルールを理解することができ、一緒に楽しんで遊ぶことができるようになります。

お友達と一緒に遊ぶ楽しさを知ってほしいと思っています。

  • 集中力や聞く力を育てる。

鬼が口頭で指示を出すので、鬼の言うことに集中していなければ聞き取ることができません。

遊びを通して“話をしている人に注目する”ことや“話をしている人に体を向けて、話を聞く”ことを身に付けていってほしいと思っています。

  • コミュニケーションを育む。

鬼が指示した形が何か分からなくて、移動する際に戸惑ってしまう子どももいます。しかし、先に移動しているお友達が「こっちだよ~」と言ったり、「ここあいてるよ~」などと声をかけてあげる事によって、一緒に遊びに参加出来るようになります。

  • 形の認識ができるようになる。

小さい子は特にまだ、形の認識が難しい場合もあります。しかし、遊びを通して様々な形に何度も触れることによって、自然に形の認識ができるようになっていきます。

「まる・さんかく・しかくおにごっこ」の遊び方は簡単♪

①地面に〇と△と□の形を用意します。

(今回Ecoldで遊ぶ場合は、〇△□の枠を用意しました。子ども達が触っても動かないように、枠を地面にガムテープなどで固定する方がいいかもしれません。)

②鬼がまる・さんかく・しかくのいずれかの形を指定します。

*最初は口頭の指示だけでは移動するのは難しいかもしれません。その場合は、積み木など同じ形のものを用意して、形を見せながら指示すると子ども達も理解しやすいです。形の認識が出来て、遊びに慣れてきたら口頭の指示だけでもできるようになると思います。

③子ども達は鬼の指定した形の枠の中に逃げます。

・鬼は、逃げ遅れたり間違った形に入ってしまった子どもをタッチします。

・タッチされた子どもは鬼役を交代し、新しい鬼になって次の形を指示します。

・鬼がタッチできずに子ども達全員が指定された枠内に逃げられたら、新たに次の形を指定します。

…といった流れで遊びます。

使用するものも、〇・△・□の枠の形だけなのでそれさえ準備できれば簡単に遊ぶことができます!

またこの遊びは「まる・さんかく・しかくおにごっこ」の名前の通り、基本の形としては〇△□を用いますが、今回は難易度を上げた“五角形”の形も用意しました。基本の形の“まる・さんかく・しかく”の形が理解できたら難易度を上げて“五角形”を時々出してあげると盛り上がります。

また写真のように、色を変えた枠も作りました。基本的な鬼の指示は形の“まる・さんかく・しかく”ですが、口頭での指示が聞けるようになってきたら、“次ちょっと変わるよ、よく聞いといてね!”と声をかけたうえで色の指示に切り替えることもありました。形だけでなく色の指示も加わると、変わると子ども達も「わー!!」とさらに盛り上がってくれます!!

この「まる・さんかく・しかくおにごっこ」を初めて行った時は、“どこに入ればいいんだろう…”という感じで、戸惑ってしまう子どももいました。

しかし、繰り返し遊びを行なって、職員と一緒に手を繋ぎながら参加したり、お友達が遊んでいる姿を見ることでルールの理解も進み、積極的に参加できる子どもが増えていきました。今では戸惑っているお友達がいると、「こっちこっち!!」と言ってあげたり、「ここに入れるよ~」と言ってお友達の入れるように場所を空けてあげたり、お友達を誘ってあげる場面も増えてきました。

このように、遊びを通してコミュニケーションやお友達と一緒に活動する楽しさを知っていってもらえたらな…と思っています。

また、遊びの中にも子ども達の成長につながる内容や、学びに結びつくことを考慮して、今後も新しい遊びを提案していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました~!!

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