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minoh OT blog

文でのコミュニケーション方法

こんにちは!だいぶ暖かくなり春の天気になってきましたね。送迎の時に桜が咲いているところを見かけることが増えてきました。朝と晩はまだまだ寒い日もありますが、寒暖差にやられないように体調に気を付けながら子どもたちと楽しめたらと思います!

さて、前回はSSTのなかでも少人数で行う内容を紹介していきました。なじみのある遊びから昔の遊びをリメイクした内容まで様々なものを紹介していきました。準備いらずの内容なども多く手軽にできるので親子で挑戦してみるのも楽しいかもしれません!

親子だったりお友だちだったり誰かと一緒に楽しめることでコミュニケーションの場にもなりますし一緒に何かを行う楽しさを学ぶきっかけにもなるんですよ。

そんなところで今日は言葉やコミュニケーションと言ったところにブログのフォーカスを当てていきたいなと思います!言葉というところでは言語聴覚士いわゆるSTという専門のプロがいます。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?OTとして言葉の面を学ぶ機会は多いですがSTほど専門性は持っていないので自分も現在、色々と勉強をしている段階です。

まだまだ勉強の身ではありますが、個別や集団の中で行っている言葉へのアプローチを書いていこうと思います。皆さんも何気なくやっているものが多いと思いますが、「へ~」と感じながら読んでみてください。

まず、言葉というものは脳の様々な回路を通じて文や単語として発声することが出来ます。目で見たものをとらえてそれを処理して言葉に出したり相手からの質問などを耳から聞いて理解して会話に合った内容を話したりと言った形で日々の会話が成立していきます。そのため赤ちゃんは口元を見たり耳で聞いた言葉を脳で沢山理解したりしています。

そこへの理解が追い付きにくい子たちもなかにはたくさんいます。そのような子どもたちのためにOTとしてどのように関わっているのかをお伝えしていこうと思います。

1つめは個別訓練の中で「絵カード」を使っています。

くだものや動物、乗り物などの子ども達が大好きなカードの他にもみのまわりにある物や空など環境にまつわるものなどいろんな絵カードを使っています。子どもたちに合わせて使うものを変えたり少し難しめのカードを使って質問を投げかけたりと様々なやり方で行っています。ただ絵カードをどんどん見せて単語を伝えるだけでなく子どもたちと一緒に食べるふりだったり名前を子どもたちに答えてもらったりしながら行っています。その時に発音がまだ難しい子どもたちもいますが、子どもたちが話した言葉を否定から入るのではなく肯定の形を取って「そうだね、○○だね」と言ったようにしています。

また、13日からマスク着用の自己判断と言う形になりましたが、保育の場面や療育の場面だとマスクを外すのが難しいため口元が見えにくく子どもたちが上手く舌や口を使いにくい子が多いため少人数での個別訓練ではマスクを外しながら単語を子どもたちの後に伝えるようにしています。そうすることで子どもの視線に口元が見えるので使い方が分からなかった子どもも使い方を理解できるようになると思い続けています。

2つめは子どもたちへのコミュニケーションのアプローチです。

個別訓練の場面やSSTなどの集団活動の場面で子ども同士でのコミュニケーションだったり大人を介してや大人とのコミュニケーションだったりといろんな場面がありますよね。子どもとお話しする際は誰しもが目線をまずは合わせると思います。ただ、子どもたちの中には目を合わせることが苦手な子も多いですよね。その子たちには、“目を見てほしい”と言う簡単なハンドサインを送ると見ることができたり周囲の環境が落ち着いている場面であれば合わせることができたりします。その他にも人によって会話や作業がしやすい状態の机を介しての対面方法が様々あります。机を挟んでの正面や90°法、正面から少しずらして座る方法など様々なものがありますが、机があってもなかなか正面の形は「話しづらい」や「作業しづらい」と感じる方は多いと思います。そのためなるべく正面で座る形を避けて少しずらしたり隣に座ったりして会話がしやすい環境を作っています。

また、小集団の中では子どもたちがお友だちに対して疑問に思ったことを全て答えることはせずに「お友だちに聞いてみてごらん?」と言った形で声を掛けるようにしています。声を掛けることで子ども同士でお話しすることができ、少しずつではありますが子ども同士でのコミュニケーションを取ることで会話の楽しさなどを感じていけたらと思っています。

最後は小集団や個別でのやり取りの中で文にして伝えることが難しかったり時間が必要だったりする子どもたちとお話をする際はみなさんもやっているかもしれませんが、伝えたいことが分かっても遮ってしまうことをせずに子どもが最後まで伝えたいことを言えてから「そうなんだね、○○してきたんだね」などと会話をしていきます。子どもが伝えたことを必ず復唱してお話しするのを心掛けつつ日々の訓練などを行っています。忙しいとなかなか難しいこともありますが、なるべく子どもの目線になってお話しています。

最後の方は少し簡単になりましたが、いかがでしたか?専門性は低いかもしれませんが様々な工夫によって子どもたちとの会話を楽しんでいけたらなと感じています!

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