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minoh 療育blog

新聞紙を使った活動について

皆さん、こんにちは! エコルド箕面西小路教室の久山です。新年度が徐々に近づいてきて、保護者さんもお子さんも(もちろん私たち職員も)少しずつソワソワしてくる時期になってきました。この間、年長のお子さんをお家に送る時に、「ねえねえ、僕のランドセル何色だと思う~?」とクイズを出されました。その子が小学校に行くことは知っていましたが、改めて「もうすぐ小学生になるんだあ・・・」と今更のように感じた今日この頃です。

さて、今回紹介するのは「新聞紙遊び」になります。

新聞紙で遊んだ経験は、皆さんありますか? 私が子どもの時は、紙鉄砲を作って大きな音を鳴らしてみたり、棒状に巻いて振り回したりして遊んだことがあります。(振り回しているときに天井照明の紐を巻き込んでしまい、もっと周りを見なさいとこっぴどく怒られたことを鮮明に覚えています…)後は、破いたときのビリビリという音が面白くて、何回も遊んだこともありました。

エコルドで「新聞紙遊び」をする時は、新聞紙を配って、それをちぎったり丸めたりして活動を行います。そして、その新聞紙を使って色々なレクリエーションを行っていきます。とても集中して活動に取り組んでくれるお子さんが多く、楽しんで出来る活動になるかと思います。

新聞紙は、紙の中でもかなりちぎりやすいという特徴があります。そのため、手先の力が弱い子でも活動に参加出来るというメリットがあります。手を切ってしまうリスクも、普通の紙と比較すると低いです。

レクリエーションは、お子さんのモチベーションを高めることや、粗大運動を行うことを狙いにして行います。

例えば、ちぎった新聞紙を集めて上に放り投げると、落ち葉みたいにひらひらと落ちていくので、やる気になることが多いです。細かければ細かい程キレイに落ちるので、「いっぱいちぎったらもっとキレイになるよ~」と促すと、喜び勇んでちぎってくれることが多いです。

ちぎった新聞紙が溜まってきたら、お子さんを仰向けにして、新聞紙を体に被せて隠してあげるのも、お子さんに大人気のレクリエーションです。体が動くと、被せていた新聞が落ちて体が見えてしまうので、忍者みたいに隠れてみよう! と伝えるとピシッと静止して面白い反応をしてくれたりします。

上下を縦に2cmくらいちぎった新聞紙を用意します。大人2人で新聞の四隅をそれぞれ2つずつ持って、走り抜けてもらったり、パンチやチョップをしたりするとキレイにちぎれて盛り上がること間違いなしです。大人1人で行う場合でも、新聞紙の端を持って前に突き出せば、パンチやチョップが出来ますが、勢い次第ではそのまま叩かれてしまう場合があるので注意が必要になります。

レクリエーションの内容次第で、様々な微細運動・粗大運動を行うことが出来ます。狙いに応じて様々な活動が出来るのも、「新聞紙遊び」の良い点かと思います。

「新聞紙遊び」では、以下の効果が期待できます。

①手先の巧緻性を高める

紙をちぎる・丸めるという動作を通して、手先の動きを促し、巧緻性を高めることが出来ます。

②集中力を身に付ける

「新聞紙遊び」は、「楽しい!」と思ってもらいやすい活動かと思います。長い時間集中して活動に取り組むことで、結果的に集中力を身に付けることに繋がります。

③協調性を育む

新聞紙を共有して使い、他のお子さん達と様々な活動を一緒に行うので、社会性や協調性を育むことに繋がります。

活動として魅力的な「新聞紙遊び」ですが、いくつかの注意点があります。

1つ目は、細かくちぎった紙を使う活動のため、部屋の中が散らかることが非常に多い点です。遊び終わったら、しっかりと新聞紙をお片付けすることを事前に約束しておくとよいかと思います。

2つ目は、新聞紙の印字を触ることになるため、手や足などが汚れてしまう点です。こちらも、活動が終わったら手や足が汚れていたら洗うように促したり、タオルなどで拭いてあげたりするようにしてあげましょう。

3つ目は、年齢が低い場合は新聞紙を口に入れてしまう場合がある点です。口に含んでしまうと、当然ながら誤飲・誤嚥の恐れが出てきます。そのため、お子さんの年齢や状態を見て、状況や場合に応じて、しっかり活動を注視する必要があることを念頭に置いてください。

かつては新聞紙が身近にあった家庭が多かったですが、近年はインターネットの普及も相まって、紙媒体の新聞を購読していない家庭が増えているという話をよく耳にします。そのため、手元に新聞紙がない場合もあるかと思われます。この活動のために新聞を購入するというのも難儀なことですので、手元に新聞紙が豊富にあるとか、調達する手段がある場合の参考としてもらえたら…と思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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