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minoh 療育blog

小さい子の学習:色のふれあい

こんにちは、Ecold箕面西小路教室の岡本です。

あっという間に梅雨が明けてしまい、毎日暑い日が続きますね。そんな中でもエコルドの子どもたちは元気に過ごしています!

今日も子ども達が学習時間にしているお勉強について紹介させて頂こうと思います。

前回のブログでは、手先の学習ということで“ひもとおし”を紹介しました。“ひもとおし”はとても集中力が必要な手先の遊びです。小さい子にはまだ難しい場合もありますが、大人が思っている以上に集中して取り組んでくれる子も多いです。

今回は小さい子でも参加しやすい「色」について紹介しようと思います。

「色」についての学習には様々な方法がありますが、今回は「色板」を使用する方法についてお話しします。

この写真のようにたくさんの色の種類の「色板」を使うことで、色の名前を覚えたり、色の違いや明るさの変化・濃さによる色の変化を見つけ、色のある世界へ興味を持ってもらうことを目的としています。

「色板」を使った遊び方に決まりはなく自由ですが、よく取り組んでいるものをご紹介します。

①同じ色合わせ

写真のように場所ごとに色シールを貼り、その中に同じ色を集めます。最初は、色の濃さまでは考えない方が取り組みやすいかもしれません。

また、職員が1つの色板を選び、その色と同じ色板を探し出すという取り組み方もあります。

似ている色もある沢山の色板の中から同じ色板を見つけ出すのはとっても難しいです!

最初は似ている色との区別がつきにくく、間違ってしまうこともありますが、何度も繰り返すことで見つけるスピードも速くなっていきます。

②同じ色探し

教室内にあるものと同じ色を選んでもらいます。まずは身近なもの(今日の服と同じ色板はどれ?など)から始めると取り組みやすいと思います。

前回のみんな遊びで紹介した「色探しゲーム」にも似ていますね。

またこの時、お友達と一緒に探すゲーム形式にすると盛り上がります。“このボールと似てる色どれだ?”と質問をして、考える時間を取った後、“せーのっ!”で色板を選ぶのがおすすめです。

みんなが同じ色板を選ぶこともあれば、違う色板を選ぶこともあります。そのことによって、人それぞれ見え方や感じ方が違うということや、1つのものでも色々な色があることを学んでほしいと思っています。

色板と同じ色を探そうとするので、観察力が鍛えられ、身の回りにある色へと意識を向けることができるようになります。

③色のグループ分け

色の違いが分かるようになってきたら、色のグループ分けをします。

同じ色の中でも色の濃度の順に並べたり、明るい順・暗い順に並べるなどしても楽しめると思います。

同じ緑色…と言っても、こんなにもたくさんの種類があるので、色の違いを見分けるのも難しいですね!

この色の差に気づくことができるようになると、色の見分けの達人ですね!!

③つなげる

色板を並べて遊びます。

色板を並べながら作ることで、構想遊びにもつながり想像力も広がります。並べるだけでも、空間の広がりや色の対比を感じることができる活動なので、小さい子でも遊びやすいですよね。最初は並べて遊んで、たくさんの色に接するだけでもいいと思います。

このように、この色板にはたくさんの遊び方があります。今回ご紹介した遊び方だけではなく、違う遊びを考えても楽しいかもしれませんね。子ども達と遊んでいるうちに、自然と新しい遊びが始まるかもしれません。

この色板は、簡単に作ることができるので気軽に試してみることができます。(もちろん、本格的なものを購入して使用してもいいですよ)

☆作り方

・同じ色の折り紙を2枚用意します。(*写真では分かりやすいように、違う色を使っています)

・折り紙を三つ折りにします。(写真①)

・折った折り紙の両端を写真のように折ります。(写真②)

・もう1枚の折り紙も同様に折ります。

・2枚の折り紙を、折り目が表になるように重ね、折ったところ(ツノ)が出てこないように折り込んでいきます。(写真③④⑤) ・すべてのツノを折り込むと、このような色板が完成します!!(写真⑥)

この色板をそれぞれの色ごとに、何種類も作っていくと最初の写真のようなたくさんの色板が出来上がります。

(最初の写真では色板は36枚しかありませんが、もっと色の種類やグラデーションを増やすとより遊びの幅が広がるかもしれませんね。)

このように、色にたくさん触れ色彩感覚が豊かになることで、子ども達の世界がよりカラフルに、楽しくなればいいなと思っています。

たくさんの色に触れ、色を知ることで、お絵かきや塗り絵の時に使う色の幅も広がり、さらに色に対して興味を持ってもらえたらなと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました~!!

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