親ガチャならぬ支援者ガチャについて

今朝、Instagramを見ていたら「支援者ガチャ」についての投稿があった。激しく同意してしまったのでちょっとブログにしておこうかな、、、と。

2021年、「親ガチャ」が流行語大賞にノミネートされた。「親ガチャ」とは、子どもがどんな親のもとに生まれるのかは運任せであり、家庭環境によって人生を左右されることを、スマホゲームの「ガチャ」にたとえた言葉だ。なんかこの言葉自体はワタシは好きじゃない。養育環境は確かに変えられないけど、その後の自分の人生大きく切り拓いて大金持ちになった人もたくさんいる。努力もしないで養育環境のせいにしているのでは？と個人的には思うのです。

一方「支援者ガチャ」

支援者は選べない、というのはそうでもないかなーと思っていた。保護者さんに決定権があるので十分選べると思っていたのだけど、実際初めての健診で療育行ったほうがいいよーと言われると紹介されるのは基本、市の療育センターなことが多い。2歳くらいまでは特に母子通所のできる療育センターを紹介される場合が多いそう。これだけ情報が溢れている現在でもお上の言うことは間違いないと思ってしまうのだろうな〜。また地域によって放課後等デイサービスはどこも定員がいっぱいらしく、空きがないと言う状況なのだそう。

そうなると、他の選択肢がない、というか他があること自体を知らない、ここをやめたら行くところがないということがあり、ここでやばい支援者さんがいると「支援者ガチャ」外れたー！となる。

実際、見学に来られた保護者さんの中には株式会社などが運営する児童発達支援事業所があることを知らなかった！という方が何人もいた。最初から知ってたらエコルドに通ったのに。。。とおっしゃってくれた人も多い。

となると「ここしか通えないんだ」といった事業所さんで「？？？」と思う支援者さんがいても「変えられない。。。」と言う現状。

ここまでは保護者さんの状況。

一方「支援者ガチャ」に外れたと言われた支援者さんがどう思うのか？について今朝のInstagramの投稿にもこんな文章があった。「支援者ガチャなんていう言葉で評価するなー！」とか「私たちなこんなに頑張っているのに！」などと思う人が多いのでは？とのこと。

確かにそうだ。。。他の事業所さんで保護者さんからのクレームを自分達のせいじゃない、と責任転嫁しているのも何度も聞いたことがある。保護者さんを細かいよね〜クレーマーだ！と言ったりしている。（いやいや細かくもなるだろ、自分の大事な子どもを通わせてんだから！！と思ってしまうが。）

ここでワタシは思う。

そもそも評価って他人がするもの。療育の仕事はボランティアではない。なので仕事として評価されるのは当然だ。でも保護者さんの心理から言って「他に通う場所がない・・・」と思っている場合なかなか事業所に対して批判や評価ができない。それをいいことに昭和の化石みたいな人が自分の知識をアップデートせずそのまま居座って管理者になってるパターンなどもとても多い。

また、子どもや保護者さんへの対応に目に余るものがあるのに身内で庇いあったり特に罰則や解雇もなく、なぁなぁなクソな世界だということ。同じメンバーで同じ事業所の中、なんの変化もなくただただ毎日のルーティンワークをこなし、子どもたちのアセスメントもしない、誰も何も言わないし言われないのでここにもし「言う人」が入ってくると排除しようとする。

そんな事業所多いのではないでしょうか？？？

スタッフ同士が仲がいいこと・風通しがよくみんなで議論できる環境と、なぁなぁは違う。この業界にはここを履き違えている人が本当に多い。

だからそうならないようにワタシは日々気をつけているのだけど。

保護者さんが見学に来られた時、お子さんのアセスメントをしエコルドの療育プログラムを紹介した後、ワタシは他の事業所さんも見に行ってみて！と保護者さんに必ず伝えている。もちろん利用者さんは増やしたいしワタシのいるエコルド箕面西小路教室はこの地域でイチバンのスタッフがいてイチバンの療育をしていると言う自負はある。めちゃくちゃオススメだが、他も見てほしい、と思うのだ。

その中からエコルド箕面西小路教室を選んでほしい。

選ばれる自信がある笑

でもこれを実現するには本当に時間がかかったのも事実。

今は若いスタッフたちとそれをフォローしてくれる非常勤スタッフがいて、しっかりしたプログラムに沿って日々の療育をしているけど辿り着くまでには紆余曲折があり、大変な時期もあった。

ワタシたちEcoldがフランチャイズやコンサルの教室を全国に増やしていきたいと思っているのは、この療育を全国に広めていきたいから。なかなか難しいけど。。。

エコルドの教室はどこも「支援者ガチャ」大当たりだったわ〜！と言われるように頑張ろっと。