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minoh OT blog

実際のお箸の練習をやってみよう〜道具やポイントについて〜

こんにちは。作業療法士の岩本です!

前回のOTブログは、お箸の種類や段階についてのお話でしたが、今回は実際にお箸を使っての練習について、道具の紹介や使う時期、最後の最後に声掛けなどのポイントをお話したいと思います!

お箸の練習と聞くと、豆をお箸でつまんでお皿に移すことをイメージしませんでしたか?

確かにその方法もありますよね!でも、子どもたちが練習すると考えると全然面白くないですよね・・・。

では、エコルド箕面西小路教室でお箸の練習をするときにどのような道具を使っているのか実際にのぞいてみましょう!!

トップバッターは、お皿とお箸です!

この2つはなくてはならないですね!最強コンビとでも言っておきましょうか・・・!

お皿、特にお茶碗は普段使う頻度も多ければ、持って使うものなのでお箸とセットで持ち方も覚えていきたいですね!お茶碗を持って食べられるようになると食べこぼしも少なくなってきます!

お箸の説明は、前にお伝えしましたので、見てない方は前回のOTブログをチェックしてくださいね!

2番バッターは、フワフワボールです!

大きさは大中小あります。軽くてお箸でつまみやすいので主にお箸の導入時期やお箸の難易度が上がった時に練習で使います。いろんな色があるので子どもたちは「あかー!」「あおー!」などと言いながら楽しそうに練習できています。

3番バッターは、星のカービー・・・ではなく、星のビーズです!笑

大きさは、大中小あります。子どもたちが初めてお箸で星のビーズをつまもうとするとき、あのとんがってるところをつまもうとするんですよ~!

4番バッターは、花のビーズです!

大きさは大小あります。丸みがあるので、ツルっツルっと滑って星のビーズよりお箸でつまむのが難しいです。可愛いので女の子に人気があります!

5番バッターは、ストローです!

普通のストローをいろんな長さに切って、マカロニにみたいにしたり、小さく切ってネギみたいにしたりして練習しています。長い方が簡単に見えて実は短い方が簡単なんです・・・笑!

子どもたちは「マカロニサラダ作ろー!」って楽しく練習しています!

6番バッターは、毛糸です!

毛糸だったらなんでも大丈夫です!茶色の毛糸を麺に見立てて練習していると、ある人に「えっ!?ミミズっ!?」って言われたこともありました~笑!お箸の練習でミミズって・・・笑

7番バッターは、グミです!(食べられません!)

見た目も本物そっくりでカラフルなグミの模型です。少し弾力があってお箸でつまむ時に滑りにくいです。子どもたちは、「これはピンクだからいちご味かな~」「違うよ~ももだよ~」と話しながら楽しんでいます。見た目が可愛いので子どもたちから2番人気です!

8番バッターは、OT手作りお寿司です!(食べれません!!)

これは、私たちOTが紙粘土でお寿司のマグロとエビとイクラの模型を作りました!可愛くないですか!?紙粘土で作ったのになぜか少し重さがあるんですよ~・・・見た目と重さのギャップで子どもたちは「あれれ~、おもたいぞ~、よいしょっと!」って言いながら練習しています!

9番バッターは、子どもたちに1番人気!小さなフルーツです!(食べれません!!)

スイカ、キウイ、レモン、オレンジのカラフルで小さなフルーツたち!子どもたちは「レモンだー!」「スイカもあるよー!」ってワクワクしながらお箸でつまんでいます。このフルーツたちはエコルド史上一番小さく難易度の高いお箸の練習道具なんです。見た目は可愛いが、難易度は高い・・・。

さぁ、スタメン発表が終わりました!

いかがでしたか!?補欠もいますが、頼れる1軍です!!!!

見たことがあるもの、ないものあったと思いますが、実はお箸以外はすべて100均で購入したものなんです!ほとんど手芸コーナーにあります!今の100均クオリティはすごい!って思いますね!

スタメン発表が終わったところで、前回のOTブログでお箸に段階があるとお伝えしたように、使う道具にも段階があるので上記のスタメンを元に3つの段階を簡単に説明しますね!

①『お箸の導入時期』や『お箸の段階が上がった時期』

この時期は、はじめて使うお箸に戸惑ったり、上手く箸先を動かしたりすることができないので、小さ過ぎず、滑りにくい、そして軽い!フワフワボールがおすすめです。フワフワボールにも大中小という段階があるので大きいものからチャレンジしましょう!

②『練習で使っているお箸で実際にご飯を食べ始める時期』

実際、お箸で食べ物をつまむ時って、滑りやすかったり、お皿にくっついたり、いろんな形があったりと食べ物によってお箸の使い方を考えなければいけません・・・奥が深いですね~笑!この時期は、出来たり出来なかったり、子どもたちはモヤモヤする時期でもあります。段階を上げ下げしながらお箸の練習が嫌にならないように工夫が必要です。

こんな時期の練習道具は、星や花のビーズ、ストロー、毛糸、手作りお寿司、グミの模型等がおすすめです!大きさも違えば、形状も違う・・・いろんなものを使ってお箸の使い方のバリエーションを増やしていきましょう!

③『お箸を使ってある程度ひとりで食べられるようになってきた時期』

この時期は、お箸に慣れて自信がついてくる時期です。ご飯粒のように小さいものなどもつまむ練習をして綺麗に残さず食べられるようにしていきましょう!この時期にもってこいの道具は、小さなフルーツです!〇や△の形があって箸先の細かい動きの練習に適しています!

ここまでは、お箸の練習道具の紹介と使う時期についてお話しました!

少し難しい話になりましたが、ここからラストスパートです!

お箸を練習する際のポイントをご紹介します!

子どもたちをやる気にする声掛けや誘導方法って難しそうって思いませんか?

私は今でも難しく思うときがあります。。。でも、でもですよ!今まで色んな子どもたちとお箸の練習をしてきていろんな声掛けや誘導方法を身につけてきたのでご紹介します。

『ご褒美』

ご褒美がないとなかなかやってくれないんですね・・・。私たちは個別訓練頑張ったらシールを1つ貰えるシールラリーを用意しています!1枚の紙に1~30前後までマスがあって1回個別訓練を頑張ると1枚好きなシールを貼ることが出来ます。全部たまるとなんとっ、表彰状をもらえちゃうんです!「頑張ってためるぞ~!」「もう半分まできたよ!」「あと少しだ!」と子どもたちのやる気につながっています!そして、頑張ってためたシールラリーと表彰状を持って帰ってお母さんやお父さんに褒めてもらうと嬉しくてやる気爆上げです。

『遊び・ゲーム感覚』

真剣にお箸の練習をするのも悪くないですが、子どもたちは面白くなくて集中がすぐ切れるし、それを注意したり、誘導したりするのはめんどくさいし疲れますよね・・・。

遊びやゲームにしちゃえばいいんです。楽しかったらついついやっちゃいますよね~!これ、大人も一緒だと思います!

例えば、お箸の練習を大人と子どもでする時は、子どもは利き手で今練習しているお箸を使って、大人は利き手じゃない方の手で普通のお箸を持って練習します。こうすることでレベルを合わせることが出来て遊びやゲーム感覚で楽しくお箸の練習が出来るんです!

写真は、カラフルアイス屋さんごっこをしながらお箸の練習をしているところです!もりもりに盛ってますね~笑!子どもたちはこれを「やまもりもりのもりのもり~!」と楽しそうに山盛りにしています!

最後のポイントです!

『大人も一緒に楽しんじゃおう!リアクションは大きく!』

とにかく、子どもたちは一緒に楽しく遊んでくれる大人が大好きです!ただただ、子どもたちに合わせるだけだと大人は疲れちゃいません?だったら一緒に楽しんじゃえ!!!!ってね・・・楽しんでやれば必然的にリアクションは大きくなりますしね!

ということで今回は、お箸練習の道具についてお話しました!身の回りにはお箸の練習に使えるものがたくさんあります。いろんなものをお箸でつまんでみると楽しいですよ!

次回のOTブログは『遊び・ゲーム感覚』の部分を本田が詳しくたくさん紹介しますね~!

お楽しみに~!

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