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minoh 療育blog

ひらがなってどうやって学習するの?

今回は年中さん以降の学習に関して、上田さんの記事です。

今回の学習担当ブログですが、前回運筆についてご紹介させていただいたので、今回はもう少し発展させて運筆からひらがなへと移行していく過程についてをご紹介させていただければと思います。ひらがなというと基本的には小学校1年生で学習をして、そこからカタカナや漢字へと発展させていくようなイメージがあるかと思います。ですが、近年では幼稚園や保育園などでもひらがな学習がスタートしていたり、ご家庭でも就学前からひらがなを学習されているお子さんも多いのではないでしょうか。教室に来ている未就学の子どもたちの中にも、ひらがなを学習している子どもがいます。

「ひらがな」といっても「読み」「書き」の二つがあると思いますがまずは「読み」の練習から始めます。というのも、子どもは読めないものは書けません。また、同時に「読み」と「書き」を練習するのは子どもへの負担が大きいため、まずは「読み」の練習から一緒にやってあげましょう!

「読み」の練習では、絵本やカードなどを使って身近なものの名前から覚えていくとよいかと思います。子どもの好きな物(自動車、キャラクターなど)をきっかけにするのもよいかもしれせんね。

Ecoldでは、上の写真のようなひらがな表を使用しています。イラストの付いた五十音表では、身近にあるものと言葉を結びつけるきっかけを作ります。新幹線のひらがな表は、一文字ずつを覚えていくだけでなく、連結して単語を作ることもできます。そのため、ある程度文字と音が認識できてきたら、単語の穴埋めなどのゲームにも活用することができます。このようなツールを使いながら、文字と音を結び付けていきます。

子どもは視覚よりも聴覚の方が先に発達するため、見て覚えるよりも「聞く」ことを優先しています。そのため、ひらがなの「読み」の部分は周囲の大人との会話やことば遊びによって身に付けていきましょう!

続いては、「書き」の段階についてです。「書き」の学習ではいくつかのステップを踏み、様々な力を身につけていくことが重要になってきます。

まずは、前回のブログのように運筆などで基本的な鉛筆の持ち方や手先の力加減の仕方などを覚えていきます。塗り絵から直線やなぞり書き、点つなぎなどに発展していくというお話でした。実はこれらの学習活動は運筆力、つまり鉛筆を正しく持って書けるようになる、ということだけでなく、ひらがななどの文字を覚える際に使う力を育てることにもつながっていきます。

例えば、直線や曲線などを書くことは、文字を書くために必要なことですし、なぞり書きがある程度できればひらがなのなぞり書きにも挑戦しやすくなるといった具合です。なぞり書きを進める時は、一画のひらがな(「の」や「つ」など)からスタートし、まずはなぞる線がある状態で文字の形や書き順を覚えていきます。このとき、紙に鉛筆で書くだけでなく、本やひらがなのシートをつかって指でのなぞり書きも有効です。

なぞり書きができるようになってきたら、次は見本を見ながら書いていくのですが、これが難しいんです!なぜなら、文字(線)を正確に書く力だけでなく、見本と手元とを見比べる視線を移動する力や見本を覚えておく記憶力も必要になってくるからです。まっさらなところに書き写すのが難しければ、なぞり書きに戻ったり、補助線や補助点を使って文字の書き始めを明確にしてあげるなど、少し難易度を下げて学習を進めていきましょう。

ここまで「読み」と「書き」について色々説明しましたが、ひらがなを教えるべきベストなタイミングは、

「子どもがひらがなに興味を持ったとき」です。

私たちの普段の生活には色々な文字があらゆるところに書かれています。家庭内や外出した時も見渡せば色んな文字があります。お子さんと一緒に、周りにある様々な文字に触れ合い、興味を持ってくれたら、「ひらがな」を教えてあげるとよいでしょう。

なにはともあれ、前回同様に無理やり子どもに学習をさせてしまうと苦手意識が芽生えてしまい、学習自体を嫌がってしまう事になりかねません。まずは読めたこと、書けたことを褒めてあげましょう。なので、楽しんで少しずつ学習を進めていけるように、私たちもサポートしていければと思っています。

今回のブログは「ひらがな」についてご紹介させていただきました!周りの子ができていて、自分の子ができていないと焦る気持ちはわかりますが、焦らず子どものペースに合わせてあげることがなにより大切です。一人ひとりの子どもが興味を持って学習できるよう、Ecoldでも日々試行錯語しています。

では、今回のブログはこの辺で!次回もお楽しみに~♪

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