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minoh 療育blog

エコルド箕面西小路教室のはらぺこあおむしたち

こんにちは。Ecoldの中山です。

今回から、「ブログを現場の先生たちの書いてもらおう企画!」をスタート♪第1回目はエコルド箕面西小路教室の田代さんです。田代さんはなんと!インドの日本人学校の幼稚園で幼稚園教諭として働いていました。その行動力がステキ!と思い採用した子です。

はじめまして!Ecold箕面西小路教室で児童指導員として働いている田代です。

私はEcoldに来る前は幼稚園で働いていました。日々子どもたちと関わっていく中で児童発達の分野で働いてみたいと思い、そのような仕事ができる場所を探していました。色々と探していく中でご縁があり、ここEcoldで働くことになりました!

早いもので、私がEcoldへ来てから1年が経ちました。ふと1年前の子どもたちの様子を思い出すと、みんなそれぞれできることが本当に増えましたね!子どもの成長は目を見張るものがあるなぁ、といつも感心させられます。

さて、日々子どもたちと関わりながら働いていく中で、幼稚園とEcoldの子どもたちには共通点があるなと感じることがよくあります。

その一つは『絵本』です。

子どもたちは絵本が大好きです。動物が出てくる絵本、電車が出てくる絵本、食べ物が出てくる絵本、、、いろいろな絵本がありますね!みなさんはどんな絵本が好きでしょうか?

中には大人が読んでも面白いと感じたり、考えさせられたりする絵本もあるので、私も「なかなか奥が深いなぁ、、、。」と思いながらいつも絵本を読んでいます。

Ecold箕面教室もたくさん絵本があり、朝の会の前やお弁当を食べ終わった後に読む時間があります。子どもたちは「これ読んで~!」と元気に絵本を持ってきてくれます!

どもたちに人気な絵本はたくさんあるのですが、人気の絵本の一つに、エリック・カールの『はらぺこあおむし』があります。

みなさんははらぺこあおむしを読んだことはありますか?

一度読んだことがある方は作者名が思い出せなくても、たくさん食べる緑色のあおむしや、美しいちょうちょの姿を見たことがある方は多いのではないでしょうか?

幼稚園や保育園、こども園でも置いているところも多いようですね。私自身、ふらっと入った雑貨店ではらぺこあおむしのグッズを売っているのを目にしたことがあり、「そんなに人気があるんだなぁ~!」と驚きました。教室に来ているお友だちの中にも、はらぺこあおむしのタオルを持ってきているお友だちもいますよ!

みなさんははらぺこあおむしの魅力というと、何を思い浮かべますか?人によって感じ方もそれぞれだとは思いますが、私はなんといっても美しい色彩だと思います!あおむしが大好きな食べ物はどれもおいしそうに描かれ、ちょうちょは鮮やかな色をたくさん使って美しく描かれています。

また、穴のあいたしかけのページも特徴的ですね!

まだお話を理解することが難しい子どもたちでも、しかけに指をいれたりページをめくったりすることで自然に絵本と触れ合うことができ、絵本に親しみを持つきっかけにもなっているのだと思います。

また、数字や曜日なども出てくるので、数字や曜日に興味が出てきた子どもたちを惹きつける魅力の一つになっているのかもしれませんね!

はらぺこあおむしといえば、箕面教室には絵本の他にも素敵なあおむしたちがいるんです!

それがこちらです↓

これはフェルトでできた、はらぺこあおむしたちと、あおむしがだいすきなりんご、そして1~10までの数字がついたさかなたちです!

色鮮やかでとても可愛いですね!あおむしは丸いバージョンと、細長い紐のバージョンの2種類あります。

なんとこのあおむしたち、箕面教室で一緒に働いているパートさんの手作りです!器用なパートさんが子どもたちのために作ってくださいました。他にも教室には職員の手作りの物がたくさんあるので、また少しずつ紹介していけたらと思います!

さて、このあおむしたちがいつ登場するかというと、手先の訓練を兼ねた『手先を使ったあそび』の時間です。

このはらぺこあおむしの丸いからだの片方の端にボタンが一つと、反対側の端にボタンがつけられる穴が一つあいています。穴にボタンを入れていくと、どんどん長く繋げられるようになっています。これは他のリンゴやさかなたちも同じ作りです。

実は洋服のボタンは小さくて、子どもたちにとってはとっても難しいもの!いきなり洋服のボタンだけに挑戦するのではなく、少し難易度が低いはらぺこあおむしたちでコツをしっかりとつかんでから、洋服などの実践に移行していきます!

『ボタン』というと、大人からすれば一見簡単そうに思えますが、実は子どもたちにとってはそうとは限りません!

例えば先ほどの写真のようなあおむしのボタンを繋げるとすると、

①指でボタンを持つ。

②反対の手でフェルトを持つ。

③ボタンをフェルトの穴に押し込む。

④フェルトを持っていた手を放し、反対側からボタンを掴む。

⑤ボタンを押し込んでいた方の手をフェルトに持ち替え、ボタンを引っ張る。

というように、簡単に分けても5つも工程があります。5つの工程というと、子どもたちにとっては大仕事!

特に④の、『フェルトを持っていた手を放し、反対側からボタンを掴む。』は、子どもたちにとっては難しいと感じることが多い部分のようです、、、。

なぜかというと、ボタンを半分以上穴に入れられていないと、反対側からボタンを上手く掴めず、フェルトを持っている手を離したときにボタンが元の位置に戻ってきてしまうので上手くいかないからです。

この前、実際に教室ではらぺこあおむしに挑戦しているお友だちがいました。その子は「そろそろかな?」と思ってフェルトを持っている手を離したのですが、反対の手でボタンを掴むよりも早く、スルッとボタンが手前に戻ってきてしまいました。何度か挑戦していましたが、やはり最後の一押しがなかなか難しい様子でした。

そして、このような状況になった際に、私が大切にしているポイントがあります。

それは『上手くいっていない時に、どのような声かけや工夫をするか』ということです。

この点について、少し詳しくお話をしてみましょう!

先ほど例に挙げたお友だちですが、このお友だちが粘り強く飽きにくい性格なら、応援やポイントを伝える声かけだけでも大丈夫かもしれません。

しかし、上手くいかないことがあるとすぐ怒ってしまったり、投げ出してしまったりする特徴を持っているお友だちであれば、少し注意が必要です。

このようなお友だちの場合は、最初に本人のレベルより少し簡単な物を提供し、「できた!」という達成感を味わえるようにしていきます。

また、ここで職員が「できたね!すごいね!」とたくさん褒めることが非常に大切!できたことを認めてもらい、嬉しいという気持ちを共感してくれる人がいることで、子どもたち自身が「もっとやりたい!」と感じられるようになっていきます。

一度面白いと感じると、大人顔負けの集中力で取り組むお友だちもいます!

一度成功体験を味わうことができると、「さっきはできたから、次もできるかもしれない。」と考えるようになり、少し難しい課題にも自ら挑戦していくようになっていきます!

この部分は個人差やその日の気分にも左右されてしまうので、子どもたち一人ひとりをじっくり観察することが大切だと思います。私自身、この部分は難しいと感じることも多いので、より適切な支援ができるよう、周りの職員や専門職の職員とも連携しながら、その日の課題を設定していくように心がけていこうと思っています。

今後も子どもたちのやる気を引き出しながら、成長のお手伝いをしていけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました~!

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